2022
May
18
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友人の話 その②
前回の続き。
友人は銀行口座売っていました。
タダで(笑)
本当の悲劇はここから。
ある日、友人の携帯に電話があった。
それはなんと警察からだった。
「振り込め詐欺について話が聞きたいから、
いついつまでに出頭しろ」
友人は訳が分からなかった。
詳しく聞いてみると、
なんと売却した口座が振込詐欺に使われてしまったのだ。
そして友人は警察に出頭し、
お金に困り、銀行口座を売却してこと。
振り込め詐欺に関与してないことを説明した。
俺はむしろ被害者だと必死に訴えた。
しかし、友人の必死な訴えも虚しく、
逮捕されてしまった。
銀行口座を売却すること自体が犯罪だったのだ。
逮捕されたと言っても、
拘束はされず前科がついただけだった。
それともう一つとんでもないペナルティーがついた。
それは新規で銀行口座が作れなくなってしまった。
僕が聞いた。
僕 「いつまで作れないの?」
友人「一生」
これから先一生、銀行口座が作れない上、
銀行からの融資も受けれない。
クレジットカードも持つことできないし、
ローンも組むこともできなくなってしまった。
友人は試しに、
新規で銀行に口座を作り行ったが断られた。
これからの生活、
全ての支払いが現金一括のみ。
友人は絶望した。
警察から友人が口座売買をした情報が、
日本中の全銀行に回っている。
口座を作る作らないかは銀行に任せているそうだが、
そんなのは建前で、
友人はここ数年何度も口座を開設を断られた。
幸いにも売却した口座とは別に、
2つ口座を持っていたので、
そちらでなんとかやりくりしているみたいです。
しかし、クレジットカードは持てないし、
スマホも一括購入と非常に不便な生活を送っています。
銀行口座売買は犯罪です。
目先にのお金に眩んで売ってしまうと、
友人のように大変な思いをしてしまいます。
絶対売ってはいけません。
この友人に関しては、
エピソードがまだまだあるのでまたの機会に書きます。
どん底君
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